職業柄、ほぼ毎日2〜3店の飲食店を訪問しています。当然、味・サービス等すべての面で感動することも多々ありますが、逆にお客様視点に立つと如何なものかと思うことも少なくありません。残念ながらそう思った店は数年後に傾いてしまう!ケースが多いような気がします。

この10年で外食産業の売り上げは29兆円から24兆5千億円に4兆5千億円も減少しました。日本人は外食に魅力を感じなくなってしまったのでしょうか?そんな事は決してないと思います。そして今、外食のシーンで大きな変化が起ころうとしています。団塊の世代が400万人もリタイアします。フランチャイズチェーンが変わろうとしています。M&A、IPOなどで「勝ち組」と「負け組」がはっきりとしてきます。

表現は悪いですが、金太郎飴のように「どこにでもある」飲食店は厳しくなるかもしれません。これから生き残っていく飲食店は味やサービスを含めた総合満足度をお客様にアピールし、納得してもらわなくてはなりません。エントリーされた方々のプロフィールを拝見し、皆さんの「感動のストーリー」のそれぞれに大きな感銘を受け、お客様の笑顔が浮かんで来るようでした。迷った挙句、久しぶりに「つばめグリル」品川店に行ってきました。いつもの様に満席で活気があり、ウェイティングが続いていました。

10数店ある有名なチェーン店ですが、料理とサービスにとても大きな満足と暖かさを感じました。残念ながら今回、今多支配人とはゆっくりとお話しする時間がありませんでしたが、「お客様に感動を与え、サービスの伝統を作り上げた」結果がこのご繁盛に繋がっていると思いました。